データ分析 Data Analysis

上半期ダート女王決定戦

2003年以降2月または3月初旬に実施されていたが、24年から5月に移動。かつては当レースを使って引退という馬が見られたが、この時期に移ったことで、上半期の牝馬の頂点競走となった。昨年の優勝馬テンカジョウ、2着のオーサムリザルトは、同年のJBCレディスクラシックJpnIで2着と3着。秋につながる注目の一戦を、16~25年の過去10回の結果を中心に見ていく。

1番人気はすべて馬券圏内

過去10回の単勝1番人気馬は、7勝、2着2回、3着1回で、3着内率100%。しかし2番人気馬の3着内率は50.0%といまひとつ。そして3番人気馬は未勝利で、2着も1回だけとなっている(3番人気馬の勝利は2010年が最後)。一方、6~8番人気馬が2、3着各3回と、上々の成績を残している。[表1]

[表1]単勝人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 7 2 1 0 70.0% 90.0% 100%
2番人気 2 2 1 5 20.0% 40.0% 50.0%
3番人気 0 1 5 4 0.0% 10.0% 60.0%
4番人気 1 1 0 8 10.0% 20.0% 20.0%
5番人気 0 1 0 9 0.0% 10.0% 10.0%
6~8番人気 0 3 3 24 0.0% 10.0% 20.0%
9番人気以下 0 0 0 37 0.0% 0.0% 0.0%

地方馬では大井が健闘

優勝馬は、2008年以降すべてJRA。その前は船橋が3年連続で勝利していたが、最近はJRA勢が圧倒的な数字を残している。ただし過去10回で、大井が2着に5回も入っている。ほかの南関東は3着以内がゼロとなっているだけに、大井の成績が突出している点は注目に値する。ちなみに大井で2着に入った5頭は2番人気2頭、4番人気1頭、6~8番人気3頭だった。[表2]

[表2]所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA関西 9 3 5 15 28.1% 37.5% 53.1%
JRA関東 1 2 4 11 5.6% 16.7% 38.9%
大井 0 5 1 17 0.0% 21.7% 26.1%
浦和・船橋・川崎 0 0 0 28 0.0% 0.0% 0.0%
上記以外 0 0 0 16 0.0% 0.0% 0.0%

時期変更後の人気別成績は

5月に移った過去2回の単勝人気別成績は、3着内馬6頭のうち5頭が3番人気以内で、例外は、2024年3着のキャリックアリード(大井・7番人気)だけ。昨年はJRAが4着以内を独占し、大井の2頭は6、8番人気で大敗。それでも『大井の6~8番人気馬』に警戒しておく手はあるだろう。

好相性のローテーションは

過去2回で前走別に成績をまとめてみると、3着内馬はすべて前走が地方ダートグレードまたはJRA。2024年の3着馬キャリックアリード(大井)も、兵庫女王盃JpnIIIでの4着から臨んでいた。ちなみに昨年5着で地方最先着となったサンオークレア(北海道)も、兵庫女王盃JpnIIIで4着に健闘していた。[表3]

[表3]前走別成績(過去2回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
兵庫女王盃 1 0 1 4 16.7% 16.7% 33.3%
兵庫女王盃を除く地方DG 0 2 0 1 0.0% 66.7% 66.7%
JRA 1 0 1 1 33.3% 33.3% 66.7%
DGを除く南関東 0 0 0 7 0.0% 0.0% 0.0%
上記以外 0 0 0 4 0.0% 0.0% 0.0%

勝つのはこういう馬!

単勝1・2番人気のJRA所属馬で、とくに関西馬。前走がダートグレードであれば、さらに期待値は高くなる。また、3番人気馬が苦戦傾向を示している点には、注意しておいたほうがいいだろう。

(文・浅野 靖典)

過去20年の所属別成績

  • 1着

  • 2着

  • 3着

【注記】2012年は競走取り止め。

注記

当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。